もうすぐ北京オリンピックの開幕ですね。開会式の内容は国家機密級の扱いらしいのですが、その内容の一端を伺うことができる記事を『中国青年報』が報じておりました。
- 中国青年報「奥運開幕幕式将現台湾原住民文化」
開会式に参加するために、台湾から台湾原住民ら102人が北京に降り立ったという記事です。台湾原住民らの団長は、あの高金素梅です。北京に到着した102人は、7つの部族からなり、14歳〜65歳の素人集団で、出演時間は3分40秒だそうです。「ひとつの世界!」とでも叫ばせるのでしょうか。
オリンピックを直前に控え「抗日はダメよ」と諭す記事を、同じく『中国青年報』より。
北京オリンピックへのカウントダウンが始まった。先日、影響力のあるポータルサイトで、ひとつの大変有意味のある文章が発表された。「日本のオリンピック金メダルの累計を中国が北京オリンピックで越え新たな歴史へ」というものだ。文章には次のようにある。1984年から全面的にオリンピックに進軍して以来、中国はこれまで6回の夏のオリンピックに参加し、アジアで最も多くメダルを獲得すること5回の金メダルを獲得している。2004年のアテネ大会では、金メダル獲得数でなんとロシアまでも追い抜き、アメリカに迫った。しかし、参加した各回のオリンピックでの金メダル総数となると、アジアの中で中国は一番ではなく、日本が一番なのだ。北京オリンピックでは、この局面は過去のものになるだろう。
もちろん歴史的にも現実にも、日本はアジアのスポーツ大国だ。1984年に我々がオリンピックに参加するまでは、日本は金メダル獲得数の一位を独占し、誰も挑めるものはいなかった。1984年以降でもあっても、日本は依然として我々がアジアで金メダル獲得数の1位の座を争う力ある相手であった。更に重要なことは、日本がオリンピックで獲得した金メダルは、柔道、レスリング、水泳、体操、陸上競技などで、世界的に大きな影響力のあるもの、あるいは基本的な競技種目で獲得したもので、それに対して我々が獲得した多くの金メダルは、比較的影響力の少ない競技種目で、例えば卓球、バトミントン、飛び込みなどだ。つまり、このベテラン相手に、我々は重視し尊重すべきなのだ。
これだけではない。日本は1964年に東京オリンピックを開催し、これによって民族の自信を回復し戦後復興した経済的実力を全世界に証明したことを我々は知っている。この結果を顧みるに、このオリンピックは日本の政治、経済に対して確実に巨大な作用をもたらしたのだ。しかし、1970年代中ごろに世界の経済大国に躍り出て、80年代初めには世界の債務大国となり、日本の社会生活の中における競技スポーツの地位がひっそりと低くなり、国家のスポーツ政策の重点が大衆スポーツへと転換し、政治家だけでなく一般大衆も、国際スポーツ競技の成績に対して大きな期待を託さなくなった。これに比例するように、日本のスポーツ代表団のオリンピックでの成績は明らかに下がり、アジアのトップの地位は、中国に取って代わられた。我々は、興奮と喜びの中にも、必要な理性と冷静さを保持しなければならず、さらに言うと、なぜ人々の「戦略的重点」にこのような変化が生じるのだろうか?、これは我々にどのような啓示となるのだろうか?と思考しなければならないのだ。
経済的勃興中の中国にとって、我々と40数年前の日本人の思惟とは、ある意味非常に似ていると言える。そして、過去長年にわたる蓄積という点では、我々は比べようのない優秀な「体制」を擁し、しかもホスト国として「時期、地の利、人の和」などの有利な要素があるので、中国のアスリートたちは、今回のオリンピックで更なる輝かしい成績を生み出すだろうと信じている。
しかし今日、我々がオリンピックを見るとき、金メダルだけに注目すべきではないのだ。40年後の我々は、意識の面で当時の日本を越えなければならず、次のような思考を持つべきなのだ。つまり、我々がオリンピックの金メダル獲得総数で日本を越えることは、我々が既に本当の意味でのスポーツ大国であると言えるに足ることだろうか?、知るべきは、オリンピックの意義であり、絶対に金メダルの数ではないのだ。
だから、オリンピックを見るとき、我々は単に金メダルだけに注目するのではなく、オリンピック精神を見るべきで、お互いにスポーツに対する意識の角度と深さを眺め、オリンピックが我々にもたらしてくれる数々の変化、それは意識面であり、体制面をも含め見るべきなのだ。日本の1964年の東京オリンピック後の変化は、中国の未来の発展と変化でもあり、そうなる期待でいっぱいなのだ。
中国青年報「不要跟日本比[手并]奥運金牌数」
この『中国青年報』の記事は26日のものなのですが、その前日の25日に新華社傘下の『国際先駆導報』が、随分と遅れて韓国での竹島騒動を、日韓の留学生らの論評記事を載せるなど大特集をして煽っておりました。
なんか不穏な雰囲気でもあるのですかね。中国のそんな空気を知ってか知らずか、韓国の首相が竹島に上陸し、明日30日には竹島近海で軍事演習を行うなど、燃料をせっせとくべて煽り倒しております。新華社はこれを極短く報じております。
- 新華網「韓国総理首登独島視察」
- 新華網「韓国総理今日首次訪問独島 30日進行独島防御演習」
3年前に北京など中国各地で発生した反日デモも、最初に煽り始めたのは韓国でした。この時も教科書問題で韓国が沸騰し、それが日本の常任理事国入りを絡めて中国人に飛び火。日貨排斥運動機運が高まり、アメリカ華僑らが始めた日本の常任理事国入り反対署名運動が本土に輸入され・・・という流れでした。
韓国人応援団って普通に中国に入国できるのかな。今のままだと北京で「独島は・・・!」ってやりかねん勢い。それに中国人が合流して・・・。
テロと共にこちらの方も、現地へ行かれる方はお気をつけください。
もうひとつ、オリンピック関連で大気汚染の話。
北京周辺の工場を止めて、車の利用制限までして空気を浄化させようと必死の北京ですが、28日にグリーンピースが発表したところによると、7月にWHOの基準値を下回った日は、わずか2日しかなかったようです。それでも中国基準だと全日合格なんだそうです。グリーンピースも中共当局に負けず劣らず胡散臭いですがw
- 明報「告F和平:京空氣僅2日達標」
「こうなったら市内に入る車の量を9割減らさないと」という声が当局関係者から漏れてきたとかこないとか。


