前回「安心しろ、麻生政権は短命だ@フフン辞任2」の続き。
前回紹介した『中国青年報』の記事のうち2つを。
「日中関係の角度から見ると、今後、日本政界の中で福田以上の候補者は出てこない」これは、日本のいち政治家である福田が辞職した後の感想だ。この話は、福田が中日関係の領域における努力を推進したことを賞賛しているということでもあり、反面、福田後の日中関係にある種の憂慮が生まれているということでもある。
福田後の中日関係はどのように発展するのだろうか?
まず、福田が辞職した後の政局が変動、日本の首相と内閣閣僚、これらが中日関係の発展に大きく影響を及ぼすことはありえない。
日本の政界では、中日関係が安定し深化することが、日本の国益に最も符合するということが明らかだから。小泉が執着した”靖国神社参拝”は、中日関係に停滞をもたらし、5年間後退し、中日関係は氷結し、お互いあらゆる領域において実際の利益が損なわれた。”破氷”、”融氷”、”迎春”、”暖春”などの一連のトップ会談を通じて、日中の青少年、防衛、文化などの各階層での交流が頻繁となり、中日関係は急速に改善と発展をみ、中日が築き上げた”戦略的互恵関係”という基礎は強固なものとなっている。このような双方関係の体制派、中日の経済、政治、安全、環境、そのほかの地域との国際的事務の中における協力でも深化を得ている。”協力すれば互恵、戦えば両者傷つく”が中日関係の現実的な描写だ。
福田の後が、麻生太郎であろうと小池百合子であろうと、それとも今後権力奪取に成功し小沢一郎になろうとも、日本政府の新しい指導者は、誰であれ、中国との良好な双方関係を選択するだろうことはうなずけるところだ。
一方で、福田の後の中日関係における敏感な問題において、現在よりも突出するかもしれないし、対立や摩擦がある程度増える可能性もある。
麻生太郎は、福田後の最も人気のある候補者だが、安倍内閣で外相を務めた際に打ち出した”自由と繁栄の弧”は、中国をある程度警戒させた。いわゆる”自由と繁栄の弧”とは、東南アジアから中央アジア、中欧、東欧を経由し、ひとつの弧を形作りユーラシア大陸を包囲するというもので、この”弧”の国家を日本と”同じ民主的価値観”で結ぼうというものだ。この外交構想は、”中国封鎖”政策であると広く解釈されている。福田が登場し、このような冷戦思考を持った外交思想は退けられた。しかし、麻生が一旦登場すれば、これは再びこの”弧戦略”を推進する可能性があり、再び中日両国の戦略的な相互信頼が試されるかも知れない。
その他、福田後の候補者を眺めると、”問題に遭遇した場合、中国に正々堂々と意見を述べるべきだ”と強調する”国家利益至上”派が多い。しかし、このような方法による直接的な効果は、往々にして日本国内で反発と敵視する中国の政治的雰囲気を引き起こし、中日関係に一定にマイナスの影響を引き起こす。
本紙東京9月3日電
中国青年報「日本政府再度易主 中日関系又受考験」
あちらでは、小池さんも対中強硬派という認識のようでございます。
実は4日付けの新華社傘下の『国際先駆導報』も、福田さんの辞任を大特集しいるのですが、もうね、福田さんを大絶賛。気持ち悪いぐらいの大絶賛。嘘を織り交ぜつつ(五輪で日本人選手に大声援で日中友好回復とかとか)大絶賛で必死です。
最後に『中国青年報』からもう一本。
福田康夫首相の辞職は、日本の政界に大変大きな影響を及ぼしただけでなく、中日関係にもいくつ間の変数を引き連れてくる可能性がある。
現在の日本の政局を眺めると、早期に衆議院を解散し、総選挙が行われるのが確実となった。現在予測されているのは、総選挙後舞台に登場するのは2人しかおらず、つまり、自民党が辛勝すれば麻生太郎が首相となり、民主党が政権をひっくり返せば小沢一郎による内閣が登場するという。
福田辞職後、現幹事長の麻生太郎が自民党総裁に当選する可能性が最も大きい。しかしながら、党内人気が抜群の麻生太郎が自民党など与党を率いて民主党に勝てるかどうか、大いに疑問である。
日本のメディアが最近行った世論調査によると、G8サミット後、”民主党中心”の政権を支持を選択した者が、4.9ポイント上昇し45.3%、”自民党中心”の政権を選択したものは、3.9ポイント下がり32.2%だった。
自民党内には、次回の衆議院選挙で、自民党は議席を少なくとも100は減らすだろうという見方がある。つまり民主党が350議席ほど獲得する可能性があるということだ。
麻生が自民党総裁選挙に勝利した場合、総選挙前の数ヶ月の間の首相となるだろう。そして彼は、福田の辞職によって中日韓首脳会談は延期したため、今年10月に北京で行われるアジアヨーロッパ会議第七回首脳会談に臨んでくることとなる。自民党と公明党が総選挙に勝利した場合は、麻生はまた、日本の首相として中長期的に中日関係に対応してくることとなる。
67歳の麻生太郎は、福田が”ハト派”だったとは違い、”タカ派”で、かつて難度も中国が”日本の首相の靖国神社参拝に干渉すること”を非難していた。2006年1月に李登輝が訪日を申請した後、当時外務大臣だった麻生は、断固として李登輝の訪日を支持した。2007年7月、彼はマニラで行われた第40回アセアン外相会議の席上で、中国の外交部部長楊潔チと中国の食品問題と台湾問題において熾烈な論争を繰り広げた。そして麻生は、”自由と繁栄の弧”という、アメリカと協力して中国を制するという外交方針をも打ち出した。
しかし麻生はまた、非常に柔軟な政治家でもある。外相を務めていた間、彼は「大局のために靖国神社には参拝しない」と示していた。2005年2月、当時の外相・町村孝行が、日米”2+2”会議の後の共同声明の中で、初めて台湾問題を12項目のアジア太平洋共同戦略目標の中のひとつとして加え、中国側の極めて大きな怒りを引き起こした。麻生が外相に就任すると、アメリカ側と協力し”台湾海峡”条項を削除したのだ。
麻生のこのような政治的柔軟性を鑑みれば、彼が首相になっても、中日関係において多くの齟齬が生まれるかもしれないが、問題が非常に深刻となることはないだろう。
長期的視点から見れば、民主党が本当に政権交代を実現させ、政治の表舞台にたった場合、中日関係における問題は、当然徐々に少なくなるはずだ。
民主党党首・小沢一郎は、自民党の外交におけるアメリカに傾倒した外交路線に反対しており、日米中で”正三角形”を形成する外交路線を打ち出している。日本は、中米と”等距離外交”を行うことで、アジアをコントロールする主導権を得たいというものだ。
靖国神社問題おいて、小沢は中国と非常に共鳴している。
ここ数年、小沢は中国を訪問し、最高規格の接待を受けている。
中国青年報「誰掌明日日本政壇 関乎中日関系走向」
もし麻生さんが総理となり衆議院選挙で勝利した場合、その節目節目で胡錦濤が主導している対日宥和政策がにちょっとした波が起こりそうですね。


