5日付香港紙『明報』より。
湖南省西北部に位置する吉首市で機能、大規模な民衆抗議事件が発生し、数千人の民衆が、必死で稼いだお金を不法に集められ返って来ないと訴えた。昨日現地のそれぞれの大きな交差点や列鉄道の駅で交通を阻止し、当局は大量の軍警を現場に出動させ民衆と対峙した。現地の情報によると、群衆は軍警に投石し抗議し、今のところ死傷者の報告はない。新華社は昨晩、事件はすでに静まり、交通は正常に回復しているとのニュースを発した。
事件は、吉首市の「栄昌グループ」、「三館グループ」などの高利息を謳い文句に、不動産プロジェクトのために社会で資金を集めている企業が、人々が言うには最近、預けた30万元が引き出せなくなっていることに気づき、資金調達の責任者が資金をもって逃げるのではないかと疑われ発生した。一昨日、デモ隊は州政府に陳情に訪れ、この日の晩に更に数百人が列車の駅で横断幕を掲げ抗議を行い、そして線路上に座り込み列車の進路を阻止し、多くの鉄道サービスが影響を受けた。当局は大量の武装警察、公安を現場に派遣し、ヘルメット、手には盾を持って人垣を築き、デモ隊はこの晩に解散した。
「武装警察の頭の上に石を箭雨のように投げている」
しかし事態は、昨日から引き続き悪化し、数千人の民衆が吉首市内の主要幹線道路の交差点と鉄道の駅で座り込んで封鎖し、鉄道の駅が再び麻痺し、1万人以上の武装警察、公安が現場で警戒にあたった。天涯網のユーザーは、「民衆が武装警察めがけて石を投げ、古代の箭雨と同じみたいでワーワー威勢良くやっとる」と語っている。
新華社が昨日の晩10時に発した原稿の報道によると、吉首で「集団性事件」が出現し、人々はすでに解散し、市内の交通および鉄道の駅のサービスは全面的に回復し、商業店舗も正常に営業しているという。報道はまた、湖南省委員会、省政府が高度院事件を重視し、湖南省副省長・徐憲平が、湖南省銀監局などの関連責任者を吉首へ急行させて意見をまとめるという。更に、吉首の民間資金調達問題は長期にわたっており、関連企業の責任者はすでに公安機関に制御されていると報じている。しかし、この記事には、事件に関わった具体的な金額は記されていない。
吉首は湖南省西北部に位置し、湘西土家族自治州の州都で、武陵山岳地帯の明珠が観光地として有名。吉首市の総面積は1,062平方キロで、香港とほぼ同じで、人口はおよそ30万人だ。
明報「湖南千人大示威警民對峙 血汗錢集資被騙 阻路抗議」
逃げようとして足首をつかまれたという、ドジな盗人事件というところでしょうか。
『星島日報』によると、抗議に参加者した殆どが老人と女性で、今回事件のきっかけとなった不動産開発会社が集めた資金は10億元を越えるとか。また、湘西自治州内では、不法な資金調達が頻繁に行われていて、同じような会社が40社ほどあり、総額で72億元もの資金が不法に集められているともあります。
また、今回事件のきっかけとなった会社のひとつは、現地で有名な企業家が経営していたもので、その人物は政協委員でもあるらしく、過去数年間に36%〜25%という高利率を謳い文句に大量の資金を集めていた模様。地元では6月頃からいくつかのこういった会社で資金が返還されなくなり始め、出資者らに動揺が広がっていたようです。
- 星島日報「湖南數千人堵火車」
新華社は、今回の事件を湘西自治州特有の問題から生じた事件というこにしておさめようとしているようですが、さてさて。
- 新華網(地方版)「吉首処理一起因非法集資引発的集体上訴」
博訊網「湖南省吉首非法融資事件最新報道」
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ちなみに中国内のニュースサイトにも今のところ、この事件の写真が掲載されています。
- 経済視察網「湘西非法集資群体事件図集」
交通を遮断しつつ抗議する方法は流行のようです。どこだったか綺麗に忘れてしまいましたが、少し前にも同じような抗議行動をしている事件を目にしました。
新華網の記事やらの表題を見てもわかるとおり、訴えられた側に”不法”の文字がすでに付いております。そして、交差点で車を止めたり、駅で電車を止めた人々は、今のところ不法扱いはされていません。「極少数の不法分子が扇動し・・」となるのは時間の問題でしょうが、初動でそうしないのは、民衆の怒りをできるだけ刺激しないよう配慮し、その矛先が当局へ向くことを嫌ってのことだろうと思います。




