新華社傘下の長江デルタを中心に発行されている地方紙『現代快報』の18日付の記事を新華網より。
ここ2日間、国際金融市場が激しく揺れ動くに伴い、”アジアのアイスランド”となる可能性があると思われている韓国の株式市場が連続して下落した。韓国の株式市場のここ2日の下げ幅は9.4%と2.7%に達し、株価指数は3年ぶりの下げで、ウォンの対米ドルも9.7%と大きく下げた。
厳しい金融情勢に直面し、韓国大統領・李明博は昨日、緊急に財政部長と中央銀行を含む政府内財政金融ハイレベル会議を招集し、対応措置を話し合った。聞くところによると、韓国政府は、最も早くて日曜日に銀行間融資への担保提供などを含む一連の重大市場救済措置を打ち出すという。
株式市場は2週間で17%の下落、3年ぶりに最安値を記録す
ここ2週間、韓国株式市場の損失は極めて大きく、前の週の12.6%の下落に続き、韓国ソウルの総合指数は、今週再び4.9%下落し、2週間の累計下落幅が17%に達し、株価指数は3年ぶりに最安値を記録した。
昨日の取引開始後、韓国株式市場はアメリカ株式の前日の4%の高騰の刺激を受け高値で寄り付いたが、その後下落する一方だった。ソウル総合株価指数の終値は1180.67ポイントの2.73%の下落となり、2005年10月末以来の最安値の終値を記録した。
その前日、韓国株は126.5ポイントも下がり、下げ幅は9.44%に達し、史上最大の下げ幅を記録し、率でも2001年9月以来最大となり、また1日の下げ幅として歴代3位を記録した。16日一日だけで、韓国株式市場の損失は、64兆ウオン(490億ドル)にも達した。
ウォンの対米ドルで9.7%下落し、11年ぶりの新記録
株式市場の暴落と同時に、韓国為替市場も最近乱高下している。16日の終値で、ウォンが対米ドルで9.7%も下落し、ここ11年で1日の下げ幅としては最大を記録した。この日、1ドルは1372.8ウォンで引け、下げ幅は1997年12月30日以来最大となった。
昨日もウォン為替相場は、引き続き激しく乱高下した。1325ウォンで取引が始まると、米ドルが対ウォンで一気に1370ウォンまで上昇し、取引終了までに少し反落し、終値は1334.00ウォンとなった。市場関係者は、為替レートが1370にまで上昇してから、政府が介入したようだと語った。今年初めから今までで、ウォンの対米ドルの下落は32%にも達し、これは韓国銀行と政府の外貨債務返済のコストを大いに高めている可能性がある。
経常赤字と外債の”二冠王”
韓国銀行の預貸率は136%にも達しており、アジアの平均である82%を大きく上回っており、1997年にアジア金融危機の時に被害が深刻だったインドネシアでも、現在のこの比率は100%を超えておらず、韓国銀行の預貸率は、全アジアで最高だ。このほか、韓国の経常赤字もアジアでトップだ。
関連機関の統計によると、2006年の初め、韓国の外債規模は800億ドル前後だったが、今年の韓国の外債規模はすでに1,800億ドル近くになっているという。
韓国大統領、性急に市場救済を命じ、日曜日に措置を打ち出す
ここ2日の株式と為替の持続的な暴落は、政府のトップレベルの憂慮を引き起こした。昨日、韓国大統領弁務室は、緊急に財政金融トップ会議を招集し、危機への対応措置を協議し、具体的には日曜日に公布される。
韓国現地メディアの報道によると、間もなく公布される措置の中に、株式市場の安定と外国為替の流動性を高める、例えば、政府が銀行間融資に担保を提供する可能性があるという。
新華網「股市匯市双双雪崩 警報!韓国恐成“亜洲冰島”(現代快報)」
ここに来て、今まで殆ど見なかった韓国の経済情勢に関する記事が目に付くようになってきております。


