日本人の北朝鮮感情が悪いのは日本人が不勉強だからだ

2009年07月04日

『朝日新聞』と中共外交部との間で、北朝鮮の金正雲が訪中し胡錦濤らと会談した、いやしていない、という応酬がしばらく続きました。この件を取り上げた6月29日付新華社傘下の『国際先駆導報』より。

「メディアのいくつかの報道は、まるで007の小説を読んでいるかのようだ」、「『朝日新聞』はこの件に関して我々と接触していない。あなたが言っている事は、007の小説の続編か何かですか?」――外交部スポークスマン秦剛は、日本メディアのいわゆる”金正雲の北京訪問”報道に対して記者にこのように応えた。

6月25日、秦剛は定例記者会見の席上、日本の『朝日新聞』が金正雲と中国の指導者が会談したというニュースを報じたことに対して再び触れ、「あなたは彼を信じるか、それとも私を信じるのか、自分で判断し選んでください」と述べ、これは秦剛がこの問題について述べた3度目である

検索サイトで”日本メディア、朝鮮”とキーワードを入れ検索すると、瞬時に300万件がヒットする。中国が再三にわたりはっきりとと述べても、このような”007物語”の執筆は、まだまだ終わらない。日本メディアは、北朝鮮に対する”過剰な関心”は、日本国民の北朝鮮に対する複雑な心理状態を表したものでもある。

虚報は”偽情報”から

『朝日新聞』は先週、北京発のニュースとして、北朝鮮の指導者・金正日の末っ子、金正雲は、すでに中国を訪問し、中国の指導者と会談した云々と報じた。この報道は、すぐさま韓国、アメリカの政府系メディアが転載し、それは”会談の内容”、”面会日程”、そして”随行人員”にまでおよぼ、生々しい”小説”となっていた。

”この報道は、本当に大きな関心を引き起こしました”と日本の共同通信社北京駐在の時事政治記者・水野雅央は、日本の自民党の元幹事長、日中友好協会会長・加藤紘一と中国の関連官員とが北京で会見終了時に『国際先駆導報』に述べた。更に彼は、この報道は皆の笑いの種になることは間違いないとも述べた。

彼の同僚で、中国国内のニュース報道を専門に担当している記者・塩沢英一も、日本や北京駐在記者たちの間でも、この話題で持ちきりで、中国側スポークスマンが否定してからは、ほとんど日本メディアは関連状況を報道したが、『朝日新聞』は未だに沈黙していると漏らした。

イギリスの『フィナンシャル・タイムズ』の中文サイトの専属コラムニストの日本人である加藤嘉一は『国際先駆導報』に、日本の五大新聞(『朝日新聞』を含む)の記者達は、比較的仕事熱心であると言う。

しかしながら、一部の記者のこのような”仕事熱心”が、北朝鮮問題においてエスカレートしてしまっているという。例えば、いくつかの日本のメディアが金正雲の”スクープ”を得ようとするあまり、スイスで、彼らは金正雲の学友を狂ったように追い掛け回し、学友の母親たちまでもが驚き、「日本の記者は絶えず呼び鈴を鳴らし、(私達は)気が狂いそうです」という。一方、彼らは各国の空港で、金正男を”遮り”、毎回北朝鮮の高層の情報を得ようと彼の体に”覆いかぶさって”いる。

今回の『朝日新聞』の”根も葉もない噂”は、日本の同業者が見たところ、「我々には常に様々な人が偽情報を売ろうとしてくるのだが、この記者は騙されたのだろう」、と匿名希望の日本の記者は本紙に対して述べ、昨年、金正日の健康問題が報じられてから、様々な”噂”が次々と出てきて、「過去の経験と体験を頼りに、普通はこのような情報の源を厳格に考察しなければならず、怠れば簡単に騙されてしまう」と述べた。

取材拠点は北京

北朝鮮と日本は正常な外交関係がないために、両国の交流はゼロに近く、神秘である北朝鮮の全てが報道の対象となる。加藤嘉一によると、どのメディアもスクープができるので、競争力は言うまでもなく、「この対象が神秘であればあるほど、メディアの影響力は大きくなる」という。

如何にして自分の情報源を築き上げるかは、それぞれのメディアにとっても肝である。ひとりのベテラン日本の北京駐在記者は、北京、中朝国境年は、情報収集の主要な基地であるとと本紙に漏らした。「当然、ほとんどの日本メディアは鴨緑江を超えることはできない」

対して、日本の共同通信社は、他のメディアから嫉妬されている。平壌と協定を締結したことから、共同通信社は1人の記者を平壌に駐在させている。この記者は普段は北京に駐在しているが、2カ月に1回、平壌当局に事前に知らせれば北朝鮮を訪れることができる。「平壌で取材する際には、北朝鮮側の担当者を同伴しなければならないが、両国に外交関係が状況では、これも容易なことではない」と塩沢英一は述べ、「我々は平壌で若干の人間を雇っており、北京から遠距離”リモートコントロール”し、彼らに情報の補充をさせている」という。

解決しがたい3つの大きな問題

北朝鮮問題に対しては、日本のメディアは、北朝鮮の隣国である韓国以上に関心を寄せている。これは日本民衆の心理状態を表してもいる。『朝日新聞』並みに有名な別の日本の新聞社の記者は、「日本の民衆が北朝鮮を重点的に注目しているのは、日朝関係正常化、拉致問題、そして核実験が進展しないからだ」と本紙に漏らした。

如何にして北朝鮮との国交正常化を実現するのかは、戦後の日本外交の重大な課題だ。1990年代初めから、日本と北朝鮮は13回の国交正常化交渉を行い、特に日本の元首相・小泉純一郎は、平壌に2度の”電撃”的な”氷を砕く旅”を行い、両国関係に1度は希望の光が見えた。しかし、北朝鮮核危機が少しずつ進み、加えて日本国民が極めて関心を持っている”拉致問題”(1970年代に多くの日本人が思想史、日本はこれらの人々は北朝鮮に”拉致”されたと称している)が重なり、元々脆弱であった両国関係が再び凍りつくこととなった。

日本の民衆の最大の関心事である北朝鮮問題に話が及んだ際、取材した数名の日本の記者全員が、真っ先に”拉致問題”に触れ、この問題が依然として両国の間の最もほどき難い蟠りであることは明らかだ。加藤嘉一は、「拉致問題について、妥協したり弱腰になったりする日本の政治家がいれば、彼は落選するだろう」と語った。

であるので北朝鮮の核実験、ミサイル問題は、更に日本人の頭の中に”威嚇”と思わせるのだ。世界で唯一の被爆国として、日本国民は未だに”核となると顔色が変わる”という”敏感な反応から脱する”ことができずにいる。塩沢英一は、彼らが朝鮮の指導者の継承問題に注目するのも、「北朝鮮が次の一歩をどう出るのかを知りたい」為だと思っている。

多くの日本の世論調査が、日本人が敵国と見ている国家の第一が北朝鮮であることを示している。これに対して、共同通信記者も、多くの日本人が北朝鮮を仮想敵国と見なしている根本的な原因は「日本が北朝鮮に対して歴史認知が不足しているからだ」と本紙に対して指摘した。「過去の朝鮮の殖民地時代に、我々は彼らを傷つけたが、多くの国民はこの時期の歴史知識が非常に少なく、認識も非常に浅い」という。

国際先駆導報「日媒如何炮制渉朝“007式報道”

「日本の対中感情が悪いのは日本人が中国に行ってきた歴史を知らないからだ」

共同通信記者”も”」とあることから、この記事の筆者は共同通信の記者と意気投合したということなのでしょう。

この発言、塩沢さんのものなのでしょうかね、それとも水野さんのものなのでしょうか。それとも『国際先駆導報』の創作なのでしょうか。中国が反発する前に、何かと「中国の反発は必至だ」とやる人たちですから、言っていたとしてもなんら不思議はないのですが、こうもはっきりと記事にされるとドロドロとした感情が沸いてまいります。

今更ですが、北京発の共同通信の記事は、この手の人たちが送ってきているということを念頭において眺めないといけませんね。

ブログランキング ←宜しければランキングに1票をお願いします。

posted by タソガレ at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・北朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのTrackBack URL http://blog.seesaa.jp/tb/122807230

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: