9月24日付香港紙『明報』より。
日本の首相・鳩山由紀夫は、国家主席胡錦濤とニューヨークでの面会した際、初めて正式に欧州連盟方式による、協力し東アジア共同体を構築しようと提案し、これは「脱米入亜」の第一歩であるとされている。
中国人が「東アジア共同体」と聞くと、ごく自然に前世紀の「大東亜共栄圏」を思い出し、これは日本がアジア諸国を侵略する口実であった。しかし、鳩山は四世代にわたり中国と大変深い関係を有している。鳩山由紀夫本人も、かつて日中友好協会の副会長を務めていた。胡錦濤とのはじめての首脳会談の後、鳩山は「私は、中国と兄弟のような友好関係を築きたいと述べた・・・これは私が構想している東アジア共同体の焦点である」と述べ、中日関係を「兄弟」と形容したのは、鳩山が日本の指導者として初めてではないだろうか。
これゆえ、彼が口先で述べた東アジア共同体に中国側は耳を傾けるのだ。胡錦濤はその場での応えることはしなかったが、二国間会談の3日前、外交部スポークスマン姜瑜は、中国側は日本を含む東アジア各国と更に東アジア合作を深化させることに尽力し、東アジア共同体という目標に向かって絶えず万進すると述べていた。政府の『環球時報』は更にネット調査を公表し、63%のネットユーザーが「中日が共に東アジア児湯胴体を設立することを支持する」としたと指摘している。
脱米入亜は日本の利益を考慮してのこと
当然、鳩山の提案は単純な親中的な挙動ではなく、日本の利益を考慮してのことだ。彼は8月27日付の『ニューヨーク・タイムズ』に『日本の新たな路』と題した文章の中で、領土紛争においては、当事国同士で話し合っても、話し合うほどに硬直することとなると指摘している。EUのような地域の一体化だけが、対立を減少することができ、領土紛争を解決できるのだという。このほか、日本人はアジアを指導するという夢想を捨て去ったわけではなく、鳩山を含む日本人は中国の勃興を意識し、実際は保険として、将来の東アジア圏争奪において少なくとも共同統治者の地位を得ようとしているのだ。
しかし、東アジア共同体は言うは易し行うは難しで、特に日本は実際に数十年のアメリカと手を携えた制中戦略を実行してきており、短期間のうちに簡単にこれを変えることを恐れており、まずは、経済において両国間の「競争」を「競合」に如何にして変えるかだ。両国の貿易区交渉を如何にして推進するかだ。双方の誠意が試される。このほか、民主党の新たな航路を「鳩山丸」が航行できるのか、しばらくじっと観察しなければならない。
孫嘉業
明報「中國評論:中日合建東亞共同體 説易行難」
もう、色々と勘弁して欲しい。
日中首脳会談が行われた3日前(17日)の外交部の会見で「東アジア共同体という目標に向かって〜」と述べたのは上記の通りなのですが、22日の定例会見では、前日に行われた首脳会談での胡錦濤の発言をなぞり、「東アジア共同体」という言葉を避けたものに改められております。
中共の対外ラジオ局、中国国際放送のウェブ版『国際在綫』の25日付の記事をば。
日本の首相・鳩山由紀夫は21日、アメリカで中国の国家主席胡錦濤と会談した際、EU方式による東アジア共同体設立構想を提案した。この提案された構想は、将来の東アジアの国々の合作の想像満たすものだ。東アジア国々、特に中、日、韓の三カ国の文化往来は悠久で、経済協力は緊密で、政治上においても絶えず相互信頼の増進が行われている。グルーバル化、そして地域化が絶えず深化している今日、東アジアの国々の一体化構想の下地はすでにある。しかし、東アジアの国々は欧州の国々とは違い、政治制度はもちろんのこと、経済発展の水準もそれぞれに比較的大きな格差が存在している。だから、東アジアの国々の一体化は簡単ではなく、具体的な方法によって少しずつ協議し進める必要がある。しかし、国家間の協力強化は、大勢の赴くところである。
東アジア共同体構想:日本は積極的、中国は理知的
鳩山が提唱した東アジア共同体はEUに類似したもので、この構想は非常に大胆なものである。東アジアの国々で貨幣の統一を実現し、対外政策において統一的な声をも必要とするため、東アジア会議といった機関の設立が必要となる。このような高度に統一された共同体は、現在のところ明らかに実現できるわけがないのだが、日本の東アジアの一体化への情熱と積極的な態度とを反映している。
今回の鳩山首相の直接の提案に対して、胡錦濤主席は5つの双方の協力、指導者間、民間、経済貿易などにを含めた協力を更に深めるとする提案を行った。日本のメディアは、特に4つ目の――”アジア、そして世界的な問題において協力を進める”というものを、鳩山首相の提案に対する胡錦濤の一種の回答であると読解しているが、ビジョンは遥かに遠い。その他、これは中国の中日関係に対する一種の理性的で現実的な態度でもある。結局のところ、中国は東アジア国家が協力を強化することを積極的で堅持する態度を持っている。
24日の中国外交部の定例会見で、来週に上海で開催される中日韓外相会談で、東アジア共同体について討議されるのかという質問が記者から飛んだ。中国外交部スポークスマン姜瑜は、「今回の外相会談は中日韓合作10周年に開催されるもので、意義は重大だ。我々は、三者の合作の進展を振り返ることを基礎とし、三カ国の将来の協力について十分に意見交換を行う予定で、指導者が会議で良い準備ができるよう、更に三カ国の協力を強化し、三カ国の関係を強化し発展させ、絶えず東アジアの合作を深化することを期待している」と述べた。
東アジア各国で理解に相違が存在する
東アジア共同体は構想されてから久しく、鳩山首相が始めて提案したものではない。
初めて正式にこの構想が提案したのは、日本の元首相・小泉純一郎で、小泉政権の期間中は中日関係に後退が現われたために、その後棚上げとなっていた。この構想は、元々は”10+6”第一回アセアンサミットの議題の一つとして討論されたものだ。
しかし、東アジア各国の”東アジア共同体”に対する理解には相違が存在する。一部の国家は、まずは東アジア地域の経済共同体を作ることを目標とし、貨幣の統一を導入すべきであると主張している。しかし、市場経済や漢字文化という共通の価値観の中から通ずるところをまずは見出していくべきであると認識している国もある。さらには、インド、オーストラリア、ニュージーランドも含めるべきだと主張する者までいる。しかし、これは明らかに東アジアの範疇を超えている。
一体化には4つの大きな障害が存在する
実は、中、日を含め東アジアの国家の指導者は、EUを参考とした地域の一体化を積極的に唱えたとしても、EUの発展の過程を仔細に眺めると、東アジア共同体の発展は順風満帆とは行かないことが私達でもわかる。
まず、EU各国全体の経済格差は大きくなく、地域の一体化の後、経済構造に巨大な衝撃をもたらすことはなかった。しかしアジアにおいては、中日韓の三カ国の経済の発展のレベルにおいてでさえも、相当の格差が存在する。次に、中国は、言うまでもないが、日本と韓国と経済、政治の体制が違う。3つ目は、東アジアの国家同士の間には、歴史や領土問題の争いが存在している。4つ目は、いくつかの国家の内部に異なる声が存在している。EUの発展の過程においても、いくつかの国家の議会は、自分の国の政府がEUに加入する条約を阻止したことがあり、例えばアイルランド議会は『リスボン条約』への加入を阻止した。東アジアでは、日本国内での反対の声として、日本は価値観の近いアメリカと共同体を構成すべきで、東アジア共同体ではなく北米自由貿易協定に加入すべきであるというものがある。日本が共同体に加入すると、強烈に発展している中国経済圏に侵食されると思っている人々もいる。このように、東アジアの一体化の過程には、依然として様々な障害があるのだ。
一体化の過程を妨げるべきではない
しかし東アジアの一体化の発展の勢いは妨げてはならないものだ。科学技術と経済が不断に進歩するに従って、”地球村”の概念も段々と明らかとなり、これは人類文明の融合と発展を加速させ、地域経済、政治の一体化も更に突出する。ヨーロッパにおいて、EUは更に広がり深化し、統一的なEU大統領を設置する構想が現在検討中だ。北米においては、アメリカ、カナダ、メキシコの一体化合作がすでに形成されている。南アジアでは、インドを核心とする南アジア共同体も叫ばれている。その他、ラテン・アメリカ、アフリカなどでもそれぞれの地域の協力組織がある。そのため、東アジアで中日が主導する共同体の設立は大勢の赴くところなのだ。
次に、東アジアの国家の経済文化の往来の歴史は長く、中国の儒教文化が東アジア各国に深く影響を与えていることを起源としている。長い間、中、日、韓は、共に鮮明な東方文化を形成してきた。漢字文化圏、あるいは箸経済圏は、よく知られている。
その他、東アジア地域の経済の発展は凄まじく、西欧、北米経済区に次ぐ、三大経済区となっている。統計データは、中、日、韓の貿易総額は2兆ドルを上回っており、そのうち58%がこの三国間の地域間貿易で、北米自由貿易区の55%より高いことを示している。”相互依存”の地域性貿易が、東アジア地区で次第に形となってきているのだ。鳩山首相は、東アジア共同体をEU、アメリカに次ぐ世界経済の第三局と位置づけ、東アジアが世界経済の成長の”牽引役”となることを望んでいると論じている。実際、東アジア系細工は、世界の経済成長の牽引役であるだけでなく、東アジア共同体形成を促進する触媒でもあるのだ。
東アジア共同体は、今のところ概念に過ぎないが、東アジア各国の合作はすでに始まっているのだ。アセアン10カ国はすでに機構を形成しており、中、日、韓もアセアン10+3の会議に参加もしている。最近では、中、日、韓参加国は、それぞれの指導者会議制度を作り上げており、これらは東アジア共同体の初期の段階であると言える。
国際在綫「中国理智回応東亜共同体構想 発展尚存4大障碍」
最後にポッポ夫人に関する記事を新華網より。
日本の首相・鳩山由紀夫がアメリカで初めての外交ショーを行っている時、彼の夫人である鳩山幸は22日、ニューヨークのとある学校を訪れ、政治理念の核心をなしている”友愛”についての宣伝を手助けし、”外交の助手”として職責を果たしていた。
鳩山幸は、現地のとある日本人学校に出向き学生達に講演を行った。「私は、ニューヨークの人々が”9.11”テロ事件を忘れることはないと思う」と彼女は述べ、「最終的には、人々が平和を望んでいるが・・・・戦火の中で怒りの中では我々は平和に到達することはできない」と語った。
鳩山幸は、平和を実現するためには、夫が提唱している”友愛”の政治がひとつの解決策となると述べた。「鳩山は常々”我々は友愛社会を作らねばならない”と言っており、これは彼の目標だ。友愛の意味するところは、楽しみを他人と分かち合い、他人の憂いを分かち合うことだ。これが真の意味での友愛である」と語った。
AFPは、鳩山幸は今回の講演を利用し、自らのいくつかの風変わりなイメージを改めようとしていると論じている。彼女は、これまで何度もいくつかの”非主流な”言論がメディアの注目を浴び、それは彼女の精神はUFOに乗って金星旅行したことがあると述べたり、映画スターのトム・クルーズと会ったことがあるといったことなどだ。アメリカの週刊誌『タイムズ』は、このため鳩山幸を”超常夫人”と称している。
新華網「鳩山幸擔當丈夫“外交助手”」
ポッポのドリーミング具合を更に引き立てたと言いたいわけね。
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