まずは12日付の香港紙『明報』をば。
国家主席胡錦濤は今日、シンガポールで引き続き訪問日程をこなしているが、これより前、20時間あまりのマレーシアでの「疾風式」訪問期間に、自ら時間を作りマラッカを訪問した。北京人民大学国際関係学院教授・時殷弘は、本紙の取材を受け、マラッカ海峡は中国のエネルギー輸入の「生命線」で、胡主席自らこの地を訪問したことは、中国の戦略的触手がすでにこの地まで延びていることを表明するものであると述べた。
通過船舶の60%が中国に
『星州日報』は、マレーシア外相アニファが、訪問スケジュールは過密であったがマラッカ訪問は胡主席自ら申し出たものであると語ったと報じている。マラッカはマレー半島南部に位置し、マラッカ海峡に面している。時殷弘は、マラッカ海峡の常に中国のエネルギー輸入、特に原油の海上における生命線であり、胡錦濤自らがマラッカ訪問を申し出たことは、国際社会に中国はエネルギー安全保障戦略に関心を持っていることを示すものであるという。中新社の報道によると、世界の4分の1のタンカーがマラッカ海峡を通過しており、この海峡を毎年5万隻の船舶が通過しており、そのうち60%近くが中国に至るという。
(後略)
明報「胡錦濤主動要求訪馬六甲 關注中國能源生命線」
官報(人民日報)の報道から胡錦濤のマラッカでの発言箇所を中心に。
マラッカ、マレー半島の歴史の中で最も悠久な古城であり、中国の明朝の航海士・鄭和が西洋への航海の仲で何度も訪れた場所であり、マレーシアが西側の植民地統治を脱し、独立を宣言した場所・・・・現地の人々は「マラッカの歴史を理解することは、マレーシアの歴史を理解したことを意味する」といつも言う。
歴史の声はマラッカ海峡の波音とともに聞こえてくる。11月11日午後、マレーシアを公式訪問中の国家主席・胡錦濤はマラッカにやってきた。(中略)
胡錦濤は双島城の岸辺にあるマラッカ海峡の石碑の傍らから、双眼鏡で太平洋とインド洋とが繋がっている広大な海域を眺めた。水天の際、碧波蕩漾し、雲霞の下、艨艟巡行す。胡錦濤は、海峡の状況、港湾建設などの状況を仔細に質問した。現地の官員は、現在のところ世界の海上貿易の25%がマラッカ海峡を通過しており、1日の通行船舶数は200隻以上であると説明した。
(中略)「私はマラッカ海峡が世界で最も混雑した水道のひとつであると聞いていたが、今日ここに来て確かに百聞は一見にしかずであった。今から600年前、中国の明朝の航海士・鄭和は何度もここを通過していたが、現在ここを航行する中国船籍はだんだんと多くなっている。我々は中国とマレーシア両国人民の伝統的友誼を継承し発揚しなければならない」と胡錦濤は訪問の最後に現地同伴人員との談話の最後を締めくくり、中国マレーシア両国人民が共に感じていることを語った。
(後略:鄭和は、平和的に文化交流などを行い現地の発展と繁栄とを促進し、マラッカの人々は感謝の意から廟などを作った・・・云々)
人民日報「傾聽歴史的訴説――胡錦濤訪問馬六甲海峽側記」
マラッカ訪問では、現地博物館をも訪れ、マレーシアと中国との”暖かな”歴史を満喫したようでございます。
また、12日に行ったシンガポールの総理との会談の中で胡錦濤は、次のように述べたと新華社が報じています。
胡錦濤は中国シンガポールの新たな互恵協力を深化させるべく六点の提案を行った。 (中略) 第五、防衛安全保障協力を強化する。双方の交流を強化し、協力レベルを押し上げ、人道主義的援助、海上合同捜索、マラッカ水道の安全、反テロなどの新たな安全保障領域での協力を大いに発展させる。 (後略)
新華網「胡錦濤會見新加坡總理李顯龍」
日本もこのタイミングでマラッカ海峡を友愛海峡と命名しなければなりません(棒
胡錦濤はマレーシアでは、元首、総理と会談を行っていますが、マラッカ海峡の安全保障の話は出なかったようです。






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