中国の貿易統計を10年4月分まで更新いたしました。
これだけだとなんなんで(こちらをメモしておきたかっただけとも言う)
はやぶさの運用に関して、6月5日13:44(日本時間)にTCM-3が正常に終了されたことを確認しました。この運用により、誘導目標が地球外縁部からWPA内へ変更されました。なお、TCM-3終了時点で、はやぶさと地球との距離は約360万kmでした。 探査機の状態は、良好です。
twitter「Hayabusa_JAXA」
小惑星探査機「はやぶさ」の地球突入が確定した瞬間です。
- ISAS「「はやぶさ」オーストラリアに着陸へ」
もうひとつ。TCM-3が無事終了したことを受けてのプロジェクトの責任者川口氏のインタビュー記事より。
「カプセル分離後も3時間程度は通信が可能なため、そこでもしかしたら挑戦してみる可能性もある」とし、「もしできることならば、内之浦、九州を撮影できれば、と思っている」
マイコミジャーナル「「はやぶさ」、6月13日の地球への帰還が確実に - 4回目の軌道修正に成功」
「はやぶさ」のTCM-3の無事終了は中国でも報じられています。特に論評があるわけではありませんが、5日に新華網が報じた記事を紹介しておきます。
新華網東京6月5日(記者・藍建中)日本宇宙航空研究開発機構は5日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球帰還への最後の軌道修正を成功したと発表した。これで小惑星イトカワの岩石の入ったカプセルは地球大気層に予定通り突入し、オーストラリア南部の砂漠地帯に降下することがほぼ確実となった。
地球を掠めて飛ぶのではなく、「はやぶさ」を大気層に突入させるために、宇宙航空研究開発機構は3日間、小惑星探査機のイオンエンジンを連続噴射させ軌道を修正した。現地時間5日14時ごろ、噴射は計画通り停止された。
昨年11月以来、「はやぶさ」の4つのイオンエンジンのうち3基が老化により単独運行できなくなっていた。管制員らは、2つのイオンエンジンの正常な箇所をつなぎ合わせ、それらを1つのエンジンとして運行し、困難を克服していた。
カプセルを正確にオーストラリアのウーメラ砂漠の降下設定範囲に降下させるために、「はやぶさ」は9日に軌道の微調整を行う。13日夜、カプセルは探査機本体から分離され約3時間後に大気圏に突入する。探査機本体は途中で燃え尽き、カプセルはパラシュートを開いて砂漠に降下する予定。
もし小惑星イトカワの岩石を回収することができていれば、人類初の月以外から直接獲得した天体岩石となる。これは大変貴重なもので約46億年前の太陽系誕生の情報が記録されているもので、太陽系の進化の研究にとって重大な進展をもたらすものとなる。
2003年5月、小惑星探査機「はやぶさ」はM-Vロケットで打ち上げられた。制御装置やエンジンなどの機器に次々とトラブルが発生し、一次は地球に戻ることは非常に難しいと思われていた。
新華網「日本小行星探測器成功完成回歸前最後軌道修正」
ニコニコ動画には沢山の「はやぶさ」応援動画がありますが、中でも特にこの2つが私はお気に入りです。
「はやぶさ」の映画、「全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」はお勧めです。機会があれば是非。席は中央後ろを。
この映画だと「はやぶさ」が凄く大きく見えるのですが、太陽パドルを除く本体は1m-1m-1.5mほど。
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