7年50億キロ宇宙の旅の終焉

2010年06月09日

と題され、多くの大陸メディアで転載されているシンガポールの『聯合早報』が報じているAFP電の記事・・・の前にJAXA公式より。

日本時間2010年6月9日15時00分にTCM-4が正常に実施されたことを確認しました。この運用により、豪州WPA内着陸想定地域への精密誘導が完了しました。

探査機の状態は良好です。

JAXA「小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)のTCM-4、WPAへの精密誘導完了

これでイオンエンジンは全てのミッションを終了したことになります。JAXA公式はやぶさtwitterより。

皆さん,μ10イオンエンジンは立派に役目を果たしました。
メインエンジンの枠を超えて「はやぶさ」の失われた機能をサポートしきった我らのエンジンを誇らしく思います。
万感の想いで運転終了のシールを運用室の窓に貼りました。

・・・まっすぐ貼れたかどうかはちょっと自信がありません。よく見えなかったから。

(IES兄) twitpic「Posted on June 9, 2010 by Hayabusa_JAXA

公式サイトの「関係者からのメッセージ」はお勧めです。時系列で読むとなお更。周りに人がいないことを確認しつつ読むことをお勧めします(w

では『聯合早報』の記事をば。

(相模原市AFP)日本では現在、一人の宇宙飛行の英雄が来週帰還するのを待ちわびている。しかし、この宇宙飛行の英雄とは宇宙飛行士ではなく、宇宙で7年もの間、危険を乗り越えてきた小型探査機「はやぶさ」である。

「はやぶさ」は小惑星からサンプルを持ち帰る初めての宇宙航空機となる可能性がある。このサンプルは太陽系形成初期の原始の欠片なのだ。

総費用1億3,800万ドルの「はやぶさ」は、およそ50億キロの宇宙の旅を間もなく終える。途中で「はやぶさ」は、エンジン、姿勢制御装置、バッテリーなどにトラブルが発生した。

もし全て順調であれば、この宇宙探査機は6月13日に地上に帰還する予定だ。「はやぶさ」は地球近くで小惑星の岩石の入ったカプセルを離脱させ、本体は大気層に突入し燃え尽きる。カプセルはオーストラリアのウーメラ試験場に降下する予定。

この7年の旅の途中、自動車ほどの大きさの太陽電池パドルを持つ「はやぶさ」は、小惑星イトカワと出会い、月以外の天体に初めて着陸し離陸した宇宙船となった。

「はやぶさ」は2003年5月9日に打ち上げられ、2009年9月に540メートルの小惑星イトカワに近づいた。この小惑星は地球から3億キロ離れており、探査機は正確にデコボコで回転する小惑星に離着陸した。

「はやぶさ」は、アメリカの映画監督スピルバーグやイギリスのSF作家アーサー・C.クラークらを含む49カ国88万人の人々の名前が刻まれたフィルムで包まれた金属球を小惑星に残してきている。

月や火星などの星に宇宙船が近づくと引力によって引っ張られるのだが、探査機「はやぶさ」は、ほとんど無重力状態で降下しなければならず、このプロジェクトは非常に困難なものであった。

科学者たちは、「はやぶさ」が小惑星イトカワでバウンドした際に巻き上げた砂埃が回収できていることを期待している。この原始サンプルにより太陽系がどのように形成できたのか解き明かすことができると期待しているのだ。

科学者たちは、もし「はやぶさ」のカプセルの中に何もなとも、すでに十分に偉大であり、赤外線やX線でイトカワを撮影しているので、その表面密度や成分などの分析をすでに行っていると述べた。

聯合早報「結束7年50億公里太空之旅 日太空探測器将返航

元記事は下記の英文記事。上記で紹介した中文記事では省かれている箇所が多々あります。

日本語版AFPに掲載されている記事は下記。

こちらも元の英文記事と比べると省かれている箇所が多々あります。同じ会社、同じ記者さんの手による記事なのにどうしてなのでしょうかね。記者さんの名前を見た限り日本人ぽいのに、全文和訳して掲載すればいいのに、もったいない。

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posted by タソガレ at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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