ちょっと面白いコメントをいただいたので眺めてみた。
31日付の情報源とされた『明報』の反論記事をば。
内地の一部のウェブサイトが昨日、中央人員銀行総裁・周小川が「逃亡」したと掲載し、それら全てが情報源は香港の『明報』であるとしている。『明報』編集部は昨日の午後3時、ウェブサイト上で声明を発表し、上述のようなニュースは発表していないと強調し、既に香港警察および内地の関係当局に通報した。中央銀行のウェブサイトも周小川が北京で会議を主催し、外賓と会見を行ったと言うニュースを掲載した。
『明報』は警察に通報し声明で明らかに
ネット上に流れたデマは、中国がアメリカの「両房」(連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ) と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック))の債権で外貨準備高から4,300億ドル(約3.35兆香港ドル)もの損失を出し、中国側は主要な責任者として人民銀行総裁・周小川を処理し、「アメリカ議会スポークスマン、アメリカ連邦準備制度理事会副主席コーエン」が中国側が周小川を処理するなら、中国の5,000人の高官のスイスにある銀行の資産額を公表すると脅したというものだ。明報記者が精査したところ、コーエン(Donald Kohn)はアメリカ連邦準備制度理事会副主席であるが、アメリカ議会スポークスマンではなく、また上述ような言論を発表したこともなかった。
記者は昨日の午前、内地の検索サイト百度で、依然として多くの「周小川逃亡」というデマが飛び交っているのをみた。このニュースは2日前に簡易ブログtwitterに現れ、一部の掲示板に転載流布し、昨日午前10時ごろには、「明報」の報道とされるようになっていた。多くのネットユーザーらは懐疑的で「真実を」などとコメントしていた。
党委員会を開催し周小川、外賓と会見す
中央銀行のサイトは午前、中央銀行党委員会書記を兼任している周小川が午前、中央銀行当委員会拡大会議を開き、温家宝の先日の講話の精神を伝達し、中央銀行の最近の仕事の総括を行い、昨日の午後、周小川は中国を訪問中の日本の金融郵政改革特命担当大臣・白見荘三郎と会見し、地域の金融市場や両国の金融協力などの課題について話し合ったとのニュースを掲載した。
明報「網站冒《明報》發流言 央行急為周小川闢謠」
”「政府高官のスイス銀行の口座を公表するぞ!」とアメリカが脅した”ってところで吹いてしまいましたw
下記が『明報』が31日の午後3時に発表した声明。
- 明報「《明報》聲明全文」
情報が広がりやすいtwitterを介しているとはいえ、この手のデマが爆発的に広がりやすい下地が中国内と市場内にあるということでしょうか。そしてデマとはいえ中国国内にも情報が一気に拡散するインフラが整っておるということにもなります。
「単なるデマじゃん」と終わりに出来ないほどに広がり影響が大きかったのか、犯人とされた『明報』だけでなく人民銀行副総裁もアメリカメディアの取材を受け、これを否定したことを内地メディアが報じています。
(前略)中国中央銀行副総裁・胡暁練は、周小川総裁が逃亡したという上述の報道は誤りで、実際には当時、中央銀行会議を主催していたと述べた。
胡暁練は『ウォール・ストリート・ジャーナル』とダウジョーンズの取材を受けた際、中央銀行は上述のようなデマが市場に対して影響を及ぼすことは大変異常なことであると認識していると述べた。市場の動きは、経済的データ、分析によってなされるが、このようなことで騒がれることも常にある。しかし、このようなことで市場を掻き乱すことは大変異常なことであるという。
(後略)
環球外匯網「更新:中国央行与《明報》対央行債券投資虧損」
デマを撒いた犯人は特定されるのでしょうかね。
今のところ新たな進展はないようですが、この「デマ」百度の検索でまだヒットします。
おまけ:嘘のような本当の話
こっちはデマじゃないよ。
菅首相は31日夕、東京・永田町の憲政記念館で出馬表明の記者会見を行い、「いよいよ政権の稼働する時だ。多くの課題を実現するために同志の推薦を頂いて立候補することにした」と述べた。
読売新聞「「いよいよ政権の稼働するとき」菅首相出馬会見(2010年8月31日18時17分)」
そうかー、まだ稼動してなかったのかー。それじゃー仕方がないね(棒
おまけ2:嘘のようなお話
(前略 )一方、「仲介役」を買って出た鳩山氏は31日夕、周辺に「ボクはいったい、何だったんでしょうね」とぼやいた。首相を退いたばかりの鳩山氏の行動が混乱を増幅させた面は否めない。ある中堅議員は切り捨てた。
「宇宙語しか話せない伝書バトはダメだ」
読売新聞「鳩山氏「ボクはなんだったんでしょう」(2010年9月1日06時45分)」
この中堅議員とやらは実に失礼な奴ですねー。1年前に「ちょっと漢字を読み間違う人間」より「宇宙語しか話せない伝書バト」の方がマシだと1票を投じた有権者をもバカにしとりますねー。
プンプン!
おまけ3:嘘のようなお話
鳩山前首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、政治資金規正法違反(重過失による虚偽記入)で略式起訴され、30万円の罰金刑が確定した芳賀大輔氏(55)が、再び鳩山前首相の政策秘書に就任していたことがわかった。
(後略)
読売新聞「罰金刑確定の芳賀氏、再び鳩山氏の政策秘書に(2010年9月1日21時22分)」
道義的責任、任命責任といった言葉を聞かなくなって久しい。





