胡錦濤と温家宝

2010年10月29日

2ヶ月近く前、9月1日付のプロの中国ヲチャーによる記事を新世紀新聞網より。

胡錦濤と温家宝はそれぞれの道を歩み、「胡温の新政」は正式に終焉を迎えようとしている。名義上は胡温は2年後の中共「十八大」で政治局から引退するのだが、今年の初めから、この2人の中南海の指導者は、既に表面上は親しそうだが腹の中では違っており、特にイデオロギーにおける相違はだんだんと明らかとなってきている。胡温が02年の「十六大」で登場してから8、9ヶ月の内に、江沢民時代に緩和されていた「人を以って本と為す」の政策を打ち出そうと試みたが、しかし直後にこの「新政」は政治的タブーに触れることなく色を失った。現在、胡温の2人は同じ1942年生まれで、同じく甘粛省からスタートし、かつて頑強に「上海閥」の保守勢力に抵抗した戦友としてそれぞれの道を歩み、そして中共が「永遠に与党」であろうという思いを更に一歩失わせた。

温総理の文章、胡錦濤に触れず

中国が日本に代わり世界第二位の経済体なったが、大陸のGDPの大躍進の重量は質が伴ってなく、前総理。朱鎔基が何度も批判した「雑な成長パターン」から脱することことなく、不動産などの領域でのバブルが更に深刻度を増し、貧富階層間対立をより激化させることとなった。胡総書記は中央財政経済指導チームの組長を兼ねているが、彼は経済問題を全て温の弱い指導力のせいにし、年初に胡総書記は、温総理にマクロコントロールの大権を第一副総理兼団派の後継者である李克強に渡すよう要求したが、温は断固拒否しすぐに激しく反撃したのだ!

温総理の政治的立場の自衛的反撃の重点は、党内で最も改革に熱心であり、ケ小平と元総書記・胡耀邦の遺風を受け継いでいるだけなく、更に21世紀において政治改革の烈火を滾らす魂を持っているというイメージを築くことであったのだ!今年の4月15日の胡耀邦の命日の日に温が『人民日報』で、胡の改革の勲功を高く評価し、更に当時、自分が胡と貴州を視察したことに触れ、この改革の巨人の言葉を得たと自ら教え伝える文章を発表したのはこのためである。しかし、温総理の文章には、当時貴州省書記であった胡錦濤には一文字も触れていなかったのだ!

八月下旬、温は深センで特区成立30周年の祝典を主催し、ケ小平の像に深く頭を下げた後、温は政治改革はあらゆる改革プロセスの中で核心的な地位であると繰り返した。温総理は「政治体制改革の保障なくして近代化建設の目標は実現不可能である」と強調した。彼は、中共は「思想を解放し、大胆に探索し続け、停滞することはできず、更には後戻りすることもできない」と指摘した。これは、改革の総設計師の弟子である総理と自慢し、更にケの名言を真似たのだ。即ち改革なければ「破滅の道があるのみである」である。

新政とは鮮やかな誤解である

温の矛先が、中共の大方針の責任者である胡総書記に向けられていることは見識のある人は皆知るところである。胡総理はここ数年、「マルクス主義の中国化、近代化と普及化」に心酔しており、思想と同様に剛性の政治局委員・李長春と劉雲山とイデオロギー、文化出版などの領域において大きく後退し、知識界が沈黙することとなったのだ。胡は毎日「党内民主の発揚」を叫ぶが、実は様々な方法を駆使して共青団の者たちを党政の高位につけようとしているのだ。残念なのは、温総理の指摘は理にかなってはいるのだが、この「中国のスター俳優」は、肝心なときに自らの「改革家」としてのイメージのメッキを剥がし、政治改革に対してなんら実質的な貢献を行ってこなかったのだ!例えば、温総理は政治局で意見の異なる人、あるいは権利保護弁護士の為に少しでも言葉を発することがあっただろうか?共和国総理は、家族が特殊な関係を利用し財を成すことを防ごうと尽力したのだろうか?答えはNOだ!「胡温の新政」とは単に鮮やかな誤解というだけで、今日に至るまで胡と温は伝統的な政治闘争ゲームに熱中しており、中共の改革の未来に対して少しでも希望を持つ者がいるだろうか?

林和立

新世紀新聞網「貌合神離,胡錦濤与温家宝正式分道場[biao]

記事中にある4月15日に『人民日報』が掲載した記事は下記。

『人民日報』にこの記事が発表された当時、胡錦濤と宣伝部を統括している李長春は外遊中。

上記記事にもあり以前に紹介した温家宝の深セン談話を10月27日付の『人民日報』が否定する論説を一面に掲載した・・・と方々で報じられざわついております。

今の温家宝には日本と話すだけの度胸と後ろ盾はないということですかね。

菅さんには是非、温家宝にペンを借りて署名するような場面を作って欲しいですねー。そーすりゃ会議中ずっと爆睡していても許すw

なお現在、今回紹介した記事を含め「新世紀新聞網」のサイト自体繋がらないようですが、キャッシュから上記本文を見ることができます。

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posted by タソガレ at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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