日中日プロパガンダ戦争

2006年08月22日

麻生VS加藤工作員(笑)

加藤工作員
中国外交って言うよりも、外交の、日本外交の転換って言うね、あの、キャッチフレーズが出てましたけれども、今、小泉政権の中で、公務員削減が言われている中でね、外務省が2000人の大増員を要求してると、私あの、在外勤務で大使館とか総領事館とか付き合いもいくつかあったんですけど、もちろん、一所懸命働いている人もいるけれども、この人、何してんのかなって人も、少なからずいました。 で、その日本の外交力をアップするって言うのにね、頭数を増やせばいいってもんじゃないと思うんですけども!
麻生
あの、よくあれ、内容見ていただきたいと思うんですが、今アフリカに53ヶ国あります、大使館いくつあります?
加藤工作員
半分くらいですよね
麻生
半分もありません、ないんですよ!現実問題として。中国ほとんどあります。東ヨーロッパの中で例えば・・・どこでしょう・・・ソ連、解体して15の国になった。あん中で、15の国の中で日本の大使館いくつあります?(ここで、加藤工作員かぶそうと発言する) 2つしかないんですよね。

(以下略)


Let's Blow! 毒吐き@てっく「麻生太郎VS加藤工作員 【太郎完勝♪】

情ステの加藤さん、日本に外交力UPされると困るということのようです。

これを踏まえつつ中共ヲチをば。

8月15日に小泉さんが靖国参拝を行いましたが、予想していた通りそれほど大きな反発は起こらず、中国メディアの靖国ネガティブキャンペーンも組織的でなく散発的で、単に日本メディアを主とした外電を伝えるのみで人民の憤り(笑)を直接記事にしたようなものはほとんど見られませんでした。

そんな低調な反靖国キャンペーンの中、15日以前の記事ではありますがA級戦犯が問題なのではなく靖国神社そのもののが問題であるという記事が掲載されており、留め置くべき事柄であろうということは以前に「靖国問題、次の嫌がらせステージへ」の中で触れました。また、日々是チナヲチさんも「お約束のショボい花火大会――中共の靖国報道。」の中で別の記事を紹介されています。

低調でも散発的に反靖国記事は報じられているのですが、靖国参拝から1週間ほど経過した昨日、おととい辺りから少し毛色の違う独自取材による反靖国関連記事がワラワラと沸いてきました。「中国の靖国問題」は多分に国内事情とリンクしているのですが、今回は純粋に対日外交という視点で眺めてみます。

記者
靖国神社の本質をもし簡潔に述べるのならなんでしょうか?
高橋哲哉
靖国神社は、国民を思想的、宗教的に戦争に動員するための装置である。それは「国の為に命をなげうち天皇ために戦死する」とし、更に戦死した軍人は靖国神社で神として祀られ、天皇が参拝を行うとしている。このように戦争と切っても切れない関係にあり、戦争は高尚な「聖戦」となり、遺族の悲痛な気持ちを誇りと喜びに変える「感情の錬金術」である。
環球時報(新華社)「日本哲学家高橋哲哉専訪:靖国問題怎嘛解决

東大の哲学教授・高橋哲哉氏へのインタビュー記事で一事が万事、上記のようなやり取りで、「小泉の靖国参拝は戦争動員装置を稼動させる行為である」、「A級を分祀し外交問題を解決し天皇の参拝が実現するようなことがあれば日本にとって(軍国化を意味し)危険である」、「麻生が提唱した靖国国有化の動きは非常に危険」などと応答しております。これ20日に新華社をはじめ各メディアが転載していた記事なのですが、反日キチガイ新聞『環球時報』の記事であったので「ふーん」と軽く流しておりました。

ところが21日になり、このインタビュー記事をまとめたものを『人民日報』が第3面で「靖国神社は戦争動員装置である」と題して報じました。中共中央が気に入ったということでしょうか。

『前夜』)創刊号で高橋は「一点の灯火」という1篇の文章を寄せており、その中でこの国の”核心”はまもなく剥げ落ちると記している。”核心”とは何ですか?と記者が尋ねると高橋は次のように答えた。半世紀前にこの国家は侵略戦争を始めた。植民地で民族差別を行い、国内では階級差別と女性差別を行う、日本はひとつの帝国であった。戦後日本に民主平和憲法が誕生し帝国の本質を覆い隠したが、帝国時代の思想はまだ存在しており、これが”核心”である。我々の目標は”核心”を変えて、『前夜』のスローガンである”反戦、反差別、反植民地主義”で、日本の帝国主義時代の思想を徹底的に捨てさせることだ。
人民日報第3面「靖国神社是戦争動員装置
( )内は訳者が挿入

21日はこれだけでなく、新華社傘下の『国際先駆導報』が反靖国反日記事を一気に5本も掲載していました。この『国際先駆導報』も『環球時報』に負けず劣らず反日を売りにしている新聞ではありますが、15日の参拝から1週間が経過しようとしている中、少々不自然な動きでガス抜きをしないといけないぐらい国内で押さえ込んでいた反日機運の圧力が高まっているのか?などとも思えるのですが、ここは純粋に中共の対日外交という観点で眺めます。

どれもこれも香ばしい内容なのですが、気になった箇所をいくつか抜き出してみます。

日本で戦争責任と言われているのは大体、満州事変から1945年の日本が投降した期間の軍国主義の大罪を指し、A級戦犯は主にこの時期に侵略戦争を始めた指導者だ。しかし、明治維新から日本は何度も戦争を行っており、例えば日清戦争、台湾殖民戦争、朝鮮を侵略し併合し、韓国の独立運動を鎮圧し、これら全て明らかに侵略的拡張である。これらの戦争の中で死亡した日本の軍人と警官、台湾を侵略した北白川宮能久の率兵を含めた者を靖国神社は祀っており、A級戦犯は決して日本全体の近代の侵略の歴史を代表するものではない。日本が真剣にアジアを侵略した犯罪を反省するのなら、A級戦犯を分祀するだけでは全く足りない。
国際先駆導報(新華社)「靖国神社分祀先天“残疾” 不能根本上解决問題

日本で”靖国史観”が大手を振っている」は、日本は原爆や東京大空襲など”被害者としての一面”を強調しており”加害者としての一面”を伝えることをおろそかにしているというよく見ることのできる記事なのですが、更に踏み込みこれを助長しているのが靖国神社であり、靖国神社にある遊就館であるとしています。そして、そこに参拝した小泉は、この靖国史観を肯定し侵略戦争を美化、政治大国、軍事大国の復活を意図しているが、国際社会はこの危険性を察知しており日本が常任理事国入りを失敗したのはその証左であると(笑)

これらの記事の中で最も気になったのは「日中の歴史の結び目をどのように解くのか」の記事です。この記事の中でもA級を分祀してもB・C級やその他の侵略に加担した人物が多く祀られているので隣国が首相や天皇の参拝に異議を唱えるのは筋が通っていると記しています。

ここ以上に気になったのは「靖国問題とは日本の歴史認識問題の一つの象徴的な出来事に過ぎない」とする 中国社会科学院副所長・金煕徳の指摘です。歴史教科書問題、官吏の参拝や失言問題、対日賠償請求問題など日中間の問題の原点は全て「日本の歴史認識の間違い」にあるとしている論です。

これは先に『江沢民文選』の中で明らかとなった「歴史問題は終始強調し、永遠に語らなくてはならない」とする江沢民の対日外交姿勢と一致する論です。

記事では、日本人を正しい歴史認識に導こうにも南京大虐殺記念館を訪れても一部の日本人はこれを認めず、日本の靖国史観を土台とする政治的潮流を変えることはなかなか難しいなどと記しています。あー、日中間の3つのファイルにある「相互不可侵、内政に対する相互不干渉」を都合よくきれいに忘れているのはデフォーです。

では、日本を変えるにはどうすればよいのか・・、

小泉時代後も変わらず我々が歴史問題に対して依然として重視しているということを日本人の耳に届けなければならない。金煕徳は3点を重視しなければならないと指摘する、「一つは専門化し我々の研究レベルを高め日本人に有無を言わせない報道を行う必要がある。2つ目は報道と研究の国際化を行い日本語訳し我々の文章を日本人に見せつける必要がある。3つ目は英訳も行い英米に歴史の真相を知らしめることが必要である」
国際先駆導報(新華社)「如何解放中日歴史之結

「プロパガンダを日本だけでなく欧米においても強化せよ」ということです。

元報道官であった欧州司司長・孔泉を外交部部長助理に昇格させたのもこのプロパガンダ強化の一環かも知れません。また、南京事件を題材にした映画が作成されているという話もこの一連の動きの中から出てきているものでしょう。ドイツ人ラーベの活躍をハリウッドで映画化し日本を欧米から孤立させ包囲し飲み込んでしまえという中共の果てしない夢想です。

また、民間に対しても日本への対抗策を考えてくれという通達を中共が出したという記事を、日々是チナヲチさんが「小便事件続報。」の中で紹介されています。

そこで冒頭の麻生VS加藤工作員です。このような中共の動きに対抗するような日本の外交官員増員は阻止しなければならないという指令を加藤工作員が受け取ったのかどうかは知りません(笑)

笑ってばかりもいられない状況であることは「中央宣伝部⇔日本メディア」で触れました。敵は外だけなく日本国内にもいるということで「日中日プロパガンダ戦争」というわけです。

この戦争に負けないためにも麻生さんには是非、安倍政権下で外務大臣として続投していただいて官員増強による日本のプロパガンダ強化路線の土台を築いていただき、安倍政権の次に政権を担っていただいて日本のこの外交路線を確固たるものにして欲しいものです(願望)

外部関連記事
ぼやきくっくり「麻生さんが正式に出馬表明
備考
靖国問題に火を付けたのは報ステの加藤千洋だった!

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posted by タソガレ at 23:52 | Comment(5) | TrackBack(1) | 反日侮日媚日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
外務省職員を増やす前に、300名いるとされる創価の追放をまず始めて欲しい。また中国科のオーフォンクショネールの中には退職後中国メディアの対日専門スタッフとして天下ったものも多くいると聞く。売国、反日職員を炙りだせ。

現在の外務省職員の意識をかえるか総入れ替えしなければ、スッタッフを増員しても国益に添う外交ができるとは思えない。

麻生さんはどこまで外務省の実態を把握してるのか? まず実態の検証から始めて欲しい。
Posted by ジャポネーズ at 2006年08月23日 16:20
中国で最も嫌われている共産党が民主主義国の日本を包完全に囲して強大化し続ける事態を、心から望んでいる人民は、現在何人いますか?

中国のメディアの記事は毎日見せつけられていますが、全く心が動きません、私はw
外交部が直々に訳す必要もないかと思いますが。
Posted by a Jap at 2006年08月23日 16:44
ジャポネーズさん、こんばんは。
外務省、意識改革や膿もしっかりと出してもらわないと、と思います。
増員は、来年度に一気に2000人増やすわけではなく10年ぐらいかけて行うようですし、当然その過程で検証、意識改革、構造改革なども行われるでしょう。リセットボタンがあればいいのですが、現実問題として外務省解体などできませんし徐々に変えていくしか方法はないと思います。
非行職員を庇うわけではありませんが、やっぱトップ(外相(政府))の意識が低かったというのが大きな問題であったのではないでしょうか。そういう点で見れば、町村さん→麻生さんで少しずつ変わりつつあるように思えます。
いや、まー、省の雰囲気など知らないのでなんとも言えませんが、町村さん→麻生さんへと引き継がれた現在の流れには賛成です。

a Japさん、こんばんは。
中国メディアに氾濫している日本に関する情報を流せば更に反中嫌中が広まりそうですねよ(笑)
Posted by aki at 2006年08月24日 00:25
はじめまして。高橋某の論理はおかしいですね。そもそも、アマゾンの書評で誰かが書いていましたが、神と人という2項関係において言われていることを、因果関係が絡まった現実世界の一筋縄ではいかない複雑な現象にそのまま当てはめているのですから、笑止千万という他ありません。これこそ、悪質な観念論でしょう。
Posted by wnm at 2006年08月24日 14:17
wnmさん、こんばんは。
高橋某の著作を拝見したことがないのでなんとも言えないのですが、因果関係が複雑に絡む現実を眺めることを拒否しているということなのでしょうかね。
この高橋某、「識者談話 高橋哲哉・東大教授 ナショナリズムの対立生む」として8月16日の『西日本新聞』で記事になっていたりします。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20060816/20060816_002.shtml
言っていることは、上記で紹介した『環球時報』の記事とほとんど同じで、『環球時報』のインタビュー記事を元に作成したのではないかと疑ってしまうほどです(笑)
反靖国メディアの横の繋がりを感じるとともに背後に中共の動きがあるのでは、と考えるのは穿ちすぎでしょうか。
Posted by aki at 2006年08月24日 21:59
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麻生太郎VS加藤工作員 【太郎完勝♪】

Excerpt: いやあ、久々にスっとした 報ステの加藤工作員、靖国さんをはじめて国際(特亜)問題...
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