「河野談話を受継ぐ」とはもう言わない方がいい

2006年10月27日

新庄は凄い男ですね。4月に今シーズン限りの引退を宣言し、リーグ1位とプレーオフ優勝を地元・北海道で決め、日本シリーズをも地元で決めてしまう。

その日本一がかかった自身最後の試合の8回裏にしっかりと打席が回り、ほぼ勝利を確実にした状況で涙のフルスイングで三振。9回表の最後の打者の飛球が左中間に飛んだときは、「まさかウイニングボールまでが新庄の元に?!」などと思ったけど、そこまでは・・(笑)

3年前の札幌の状況を知らないのですが、シリーズの超満員のスタンドとテレビカメラが揺れるほどの大応援される人気チームに。新庄だけの力ではないのでしょうが、彼が種を撒いた結果のように見えました。いやー、凄い男ですね、新庄は。久々に感動しました。アジアシリーズには出るのかな?

あー、表題の件。ある意味この方も凄い男。河野洋平氏による河野談話について。

下村博文官房副長官は25日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、慰安婦への日本軍関与の強制性を認めた平成5年の「河野談話」について、「もう少し事実関係をよく研究し、時間をかけて、客観的に科学的な知識を収集し考えるべきだ」と述べ、将来的には見直すことも必要だとの認識を示した。

下村氏は、歴史認識に関する安倍晋三首相の国会答弁について「首相は村山談話、河野談話について百パーセントそのまま、というわけでない」と指摘。その上で、河野談話について「個人的には検討課題としてあっていいと思う」と述べた。

イザ!「下村副長官、河野談話「再調査必要」慰安婦の軍関与認定見直しも

下村氏の意見に文句を付けるつもりなど毛頭ございません。むしろもっと突っ込んだ発言をして欲しかったりもします。

つーか、このぐらいの発言を安倍さんにはして欲しかった。

まぁ、今はいい。

この発言を受けて官房長官は次のように発言。

塩崎恭久官房長官は26日午前の記者会見で、下村博文官房副長官が従軍慰安婦問題に関する河野洋平官房長官談話(93年)の見直し論を唱えたことについて、「政府の方針は安倍晋三首相が国会で答弁したラインとまったく変わらず、河野談話を受け継いでいる」と述べ、政府方針に変更はないことを強調した。下村氏の発言が政府方針と異なることについては「政治家下村博文さんが判断することだ」と下村氏の個人的な考えで問題ないとの認識を示した。
毎日新聞 2006年10月26日 12時06分
塩崎官房長官:慰安婦問題の河野談話、継承変更せず

安倍さんがあれだから官房長官が「河野談話を受け継いでいる」と発言するのは仕方がないことなのだけど、あまりはっきり言わない方がいい。「政府の方針は変わらない」とか「政府の方針は総理がすでに述べている」などに留める方がいい。

この官房長官の発言を受けて中国では次のように報じられています。

日本内閣官房長官塩崎恭久は、26日午前の記者会見で、日本政府は第二次大戦時に日本軍がアジアの女性を強制的に軍に割り当てた”慰安婦”問題の”河野談話”を継承すると発言した。

日本内閣官房副長官下村博文が25日遅く、ある講演会で”慰安婦”問題を話題にし(韓国などの国と)更に詳しく事実関係を研究し、客観的、科学的知識で収集し、再度”河野談話”を考えるべきだと言及した。

河野洋平が1993年に発表した談話は、「歴史教育を通じて、このような”慰安婦”を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さない(* )」とある。

下村はまた、これは彼個人の研究テーマであると言った。これに対して塩崎は、日本政府の方針は安倍首相の国会答弁と完全に同様であり、”河野談話”を継承しているとすぐに表明した。

日本首相安倍晋三は、今月4日に日本の国会参議院代表質問時に、1993年当時の内閣官房長官河野洋平が”慰安婦”問題についての日本政府の基本的立場をすでに明確にしていると表明した。

新華社「日本官員説日本在"慰安婦"問題上决不重犯錯誤
(*)正しくは「歴史教育を通じて、このような”問題”を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さない」だが、新華社の記事は”問題”を”慰安婦”と置き換えている。

相手にとっては強制が狭義であるとか広義であるなどという瑣末なことは関係ございません。

読売新聞が16日付社説で「河野談話」による混乱によりアメリカで作成された「慰安婦決議案」なるものについて次のように述べています。

こんな問題の多い決議案を放置すれば、日米関係に禍根が残る。日本政府はきちんと反論すべきである。

(中略)

慰安婦問題が混乱する原因は、93年の河野洋平官房長官談話にある。

河野談話は、確かな1次資料もないまま、官憲による慰安婦の「強制連行」を認めたかのような叙述を含む内容になっている。以後、「日本が強制連行を認めた」と喧伝(けんでん)される材料に利用された。

河野談話について、安倍首相は国会答弁で、継承する意向を表明した。同時に、「狭義の意味での強制性は事実を裏付けるものはない」とも指摘した。

狭義の強制性、つまり、官憲による「強制連行」がなかったことは確かではないか。首相はこう言いたいのだろう。

事実誤認や歴史の“捏造”まで、「継承」する必要がないのは当然である。

読売新聞「10月16日付・読売社説(2)
[『慰安婦』決議案]「日本政府はきちんと反論せよ」

ウェブ魚拓(キャッシュ

相手に定期的に捏造反日材料を敢えて与えて日中間に禍根を作ろうとしているのなら、それはそれでいいんだけどね。

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安倍さん・・
資料
外務省「慰安婦関係調査結果発表に関する
河野内閣官房長官談話
平成5年8月4日

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posted by タソガレ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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