共同文書の一部を削除し公表したとか。やってくれますねー、やーねー、ほんと。ここまでされても福田さんは年内訪中の変更はないみたいですね。
- あさひしんぶん「日中経済対話 中国、公表文書書き換え 日本側は抗議」
ウェブ魚拓(キャッシュ) - 外務省「第一回日中ハイレベル経済対話 ― プレス・コミュニケ ―」
- 新華網「首次中日経済高層対話新聞広報」
こんなことをやらかすから「Google moonからパクッタんじゃね?!」と自国民からも疑われるわけです。相次ぐ中国製品の不祥事が露呈する中で、ある掲示板に
自分達(中国人)自身が信じていないのに、どうして外国に信じてくれと言えようか
なんて書き込みを目にしたことがあります。信じてくれるのは日本政府のみですか、そうですか。
で、「鉄は熱いうちに打て」、うまいこと言うもんです。こんなにシリーズものにするつもりは全くなかったのに・・・、時間を空けてしまったためにエントリするテンションがかなりさが・・(´∀`*)
ぇええぃ、前回の続き。
11月26日に温家宝が仰々しく月面画像を公開したのですが、その直後から「Google moonのパクリじゃね?」という声がネット上に溢れかえった、というところまでは記しました。
このネット上の噂に対して12月2日に月探査プロジェクト主席科学者、中国科学院学士院会員である欧陽自遠が反論します。えらいさん再び登場です。しかも、前回は副総合デザイナーでしたが、月探査プロジェクト主席科学者の登場です。どちらが格上なのか分かりませんが、強そうです(笑)
2枚の画像が撮影されたのは、ほぼ同じ場所であり、撮影された時間帯も近かったため、同じように写真になってしまった。しかしよく見れば2枚の画像には当然違いがあるのがわかるはずだ、と欧陽氏は主張。「嫦娥1号」の月面写真には、米国の写真にはない、2005年以降にできたとされる新たなクレーターが写っている。
欧陽氏は「嫦娥1号の撮影した月面写真に嘘偽りはない、これは中国が初めて撮影した月面写真だ」と疑いを否定(後略)
Yahoo!ニュース「<嫦娥1号>月面写真はホンモノ!科学者がネット上の疑問に反論―中国(Record China)」
新華社のウェブサイトである新華網には、この「新たなクレーター」の画像を掲載しています。赤丸で囲んであるところが「新たなクレーター」があるという箇所です。
Google moon
嫦娥一号
新華網「欧陽自遠澄清“嫦娥首幅月球図抄襲美国”傳言」
おぉー、確かにありますねぇ。パクリ疑惑を鮮やかに否定してみせましたねぇ。しかも「新たなクレーター」発見ですか。素晴らしい。
ところが・・・、これがダメでした。この主張を覆す声が再びネット上に溢れます。しかも今回は根拠薄弱ではなく、どーもネット上の声の方が正しそう。
元々「嫦娥一号」が撮影したと発表された写真は、1枚の写真ではなく19枚の細長い画像を合成し修整し1枚に仕上げたものなのです。これは先の欧陽自遠もそう述べています。欧陽自遠が言う「新たなクレーター」は、その合成のつなぎ目がずれただけだと言うのです。つまり、欧陽自遠が言う「新たなクレーター」は「新たなクレーター」ではなく、稚拙な合成処理などによる産物だと中国内を含む世界中の天文ファンから突っ込まれます。まさに、墓穴、やぶへび。
中国のサイトに掲載されていた検証画像を使って解説してみます(画像以外の説明は引用者による)。
温家宝が仰々しく発表した画像で「新たなクレーター」の位置はここ(クリックで拡大)。
欧陽自遠はこの「新たなクレーター」の直径はおよそ3キロであると述べています。「新たなクレーター」付近を拡大(上が嫦娥一号、下がGoogle moon)
どっちが「新たなクレーター」なんでしょう?やじるしは左下のものを指してはいますが、そうなると元々あったとされる右上のクレーターの形がおかしいし・・・。さらに「新たなクレーター」箇所付近を検証。
( ^ω^) ずれてますやん。
つまり、大体下記の箇所で合成の際にずれてしまったということのようです(クリックで拡大)。
中山網「网友証明嫦娥一号公布的照片為[手弁]接錯誤(大洋網)」
つまり、正しくはこうなるはずだというわけです。
全く同じことをアメリカの惑星協会の方も自身のブログで12月3日に解説されています。
- The Planetary Society Weblog「No, the Chang'e image isn't fake! -- but there's no new feature in it, either」
- Technobahn「米専門家が鑑定、中国の月面映像は本物 ただし科学研究用としては落第」
この中で、欧陽自遠の主張はかっこの悪いものであったが、データ処理の過程では往々にして起こりやすいミスではあると庇っています。しかし、この手の画像は新たなクレーターを見つけたりするといった科学研究用としては使えないとバッサリ。
それにしても欧陽自遠さん、えらくへたこきましたね。こんな総ツッコミされるような主張をメディアで展開し「だからパクリじゃない」とやるなんて。温家宝が仰々しく発表した画像に「パクリだ!」との声が多数寄せられ、それを胡錦濤自身が主宰しているという月プロジェクト会議で報告され、温家宝が激怒。月探査プロジェクトチームに雷が落ち、狼狽した結果わらをもすがる気持ちでこの稚拙な主張を展開してしまったのかも知れませんね(笑)
だって12月2日に発表した3D画像では、当該箇所に「新たなクレーター」なんてないんだもんw
3D画像はしっかりと作成されているところを見ると、嫦娥一号から送られてきているデータがおかしいのではなく、画像処理チームがミスったということのようです。ただ、画像処理に手こずるようなデータを送ってきているということは、計算された挙動で周回しているのではなくヘロヘロな姿勢で周回しているのではないか、という指摘もあるようです。
それにしても月探査プロジェクト内が混乱している様が分かりますね。嫦娥一号に搭載され送信すると言っていた愛国歌の放送も未だにないですし。
そして、ついにトップが登場します。
.....その4に続く











