表題の件に入る前に毒餃子の件をほんの少しだけ。
毒餃子に関して遂に河北省の副省長が中国側での毒物混入を完全否定したとか。
- 共同通信「中国での殺虫剤混入を否定 河北省の副省長 」
今のところ大陸、香港メディアでこれを報じたものを探し出せていないので、実際の発言内容はわかりません。ただ、共同通信の記事の通りなら『環球時報』の「公安が中国内での毒物混入の可能性を否定したというのは日本側の誤解だ」という主張が誤解じゃなくなったということになります。もー、止まりませんw
表題の件。
今回は、大寒波から一気に春を通り越して夏となってしまった広東のお話。
4日付の香港の親中紙『香港文匯報』の記事をば。
昨日の広州の最高気温は摂氏27.7度だったと記者は広東省の気象部門から知った。以前の数日続いた低温で雨の続いた頃と強烈な対比を見せている。立春は一瞬で真夏のようになり、このような天候に広州市民はうんざりさせている。専門家は、広東は歴史的な寒い冬を経験したばかりで、大災害の後に疫病が大発生する可能性が高く、更に最近の天候は大寒波と猛暑で、広東でインフルエンザなどの伝染病が極めて簡単に爆発し、しかも例年に比べて早く到来する可能性があると述べた。
気象部門が示したデータによると、昨日の午前8時過ぎに広州に森林火災注意報を発令し、午後1時に広州の気温はすでに27度前後に達し、広州市環状高速の路面温度は34.5度もあった。広東省気象台主席天気予報士・黄忠は、このような天候はしばらく続くだろうと述べた。
昨日の気温は27度、商店は冷房開始
早すぎる高温の到来で、広州の各大型商店は早くも冷房を開始した。聞くところによると昨日、天河城、広百などの大型商店では全て冷房を入れたという。龍口西路のファースト・フード店も全て天井の扇風機を回していたが、何故冷房を入れないのかと不平をこぼす客も少なくなかった。
記者の取材によると、今年の天候は異常で、多くの家庭が電気毛布、ストーブなどの耐寒用品を片付けようかどうか迷っている。広州市民の王さんは「このストーブは2週間前に安売りしているときに買ったのよ、こんなに早く用なしになるとは思っていなかったけど、この先もづうなるかわからんし」とため息交じりに言った。
記者は昨日、街中で各大型商店の主力製品がすでに耐寒商品から日よけ商品に代わっているのに気づいた。多くの靴屋では以前はブーツが主力商品だったのに、現在はすでに基本的に春夏物に代わっていて、少なくなったブーツは全て特価で安売りになっていた。
今年の天気の寒暖が異常なために、植物の生育規則にも乱れが生じている。広州の街頭、浜江東路、天河路などの路上ではすでに落ち葉を見ることができる。多くの市民は厳しい日差しを浴びながら落ち葉を踏みしめているのだ。林業の専門家は、広州の街頭にある街路樹はすべて春に落葉し、数日のうちに新芽が顔を出すものだという。しかし今年の春節が低温だったために多くの木々の葉が弱っていて、少し気温が上がっただけで一気に落葉し始めたのだと言う。
大災害後に大疫病
中山大学付属第一病院耳鼻咽喉科の左可軍博士は、本紙の取材を受けた際、春節前後の歴史的な大寒波による被害を経験し、珠江デルタ地帯、特に広東北部地域の生態系が深刻な破壊にあったと述べた。一般的に言えば、大災害の後には大きな疫病が出現しやすく、冬季の持続的な低温で多くの有害な病原菌は凍死したが、いくつかの有益な種類のものに対しても壊滅的な破壊をもたらし、このように種の間の相互バランスが崩れており、人間の中で伝染病が発生する情況を非常に簡単に誘発しやすくなっていると述べた。
更に、最近の広州などの地で大寒波と猛暑という天候が現れており、人体の調節機能が天候の変化に付いていけず、免疫力が低下し人体の密かに危険が迫っていて、同時にいくつものアレルギー性鼻炎などの呼吸器系疾患も発生しやすいという。左可軍博士は、広東はインフルエンザなどの伝染疫病の大爆発を防ぐよう今年は特に注意しなければならないと述べた。
広東省衛生庁副庁長・黄飛は、今年の監視生後状況から見て、インフルエンザの報告は比較的少なく、例年と特別なところはないと指摘している。広東省疫病予防コントロールセンター流行病防治研究所副所長・何剣峰は、広東は全省53箇所にインフルエンザ監視所を設けているが、現在のところ特別なことは見られないと説明した。
香港文匯報「廣東流感高峰恐提前」
フェーン現象などといった異常高温気象についての気象学的な解説が皆無なのは、気象情報が機密情報扱いされているからなのでしょうかね。
災害後の疫病の発生について、衛生部部長・陳竺が3日、北京で次のように言及しています。
陳竺は最近発生した数例の鳥インフルエンザについての見解も述べた。彼は、今年の疫病発生情況の圧力は例年より少し大きいとし、「低温、雨雪、寒波による災害などが過ぎ去ったばかりだ。鳥インフルエンザの発生例が三例あったが、当然全て個別案件だった。我々は全国規模で防衛コントロール力を強化し、農業部門と連係した共同防衛コントロール機構を有している」とはっきりと述べた。
新華網「衛生部長陳竺:医改方案還有一段時間才能出来」
最近発生した鳥インフルエンザ感染例3件が「当然全て個別案件だった」とは、相互に関連性がない、伝染していない、「俺たちの制御システムはすげーだろ、安心しろ」ということです。
そんな中央も「例年に比べて疫病が発生する可能性が高い」と発言しているところがなんだか恐ろしい。
この発言に続き、香港の記者の「香港に流通している鶏は大丈夫なのかよ?」という質問に対して「大丈夫だ、衛生部と農業部門は制御する試案があるし、情報連絡構造もあるからだいじょーぶだー」と答えています。
広東なんかより被害の深刻だった貴州や四川などはどんな状況なんですかね。
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