3月2日にこんなことがありました。
【3月6日 AFP】アイスランド人歌手のビョーク(Bjork)が2日、上海(Shanghai)にある上海国際体操センター(Shanghai International Gymnastics Center)でコンサートを行った。
ビョークは同コンサート中、最後に披露した曲「ディクレア・インディペンデンス(Declare Independence)」で「チベット!チベット!」と叫び、物議を醸している。(c)AFP
AFP「ビョーク、上海コンサートで「チベット独立」を叫ぶ」
「叫び」というか、曲調に合わせて囁いている感じですね。それを受けて中国人たちも大絶叫w
そして、衣裳はウイグルの民族衣装のデザインを取り入れていますね。
この行動に対してアイスランドの中国大使館が非難声明を出したとか。
【3月7日 AFP】アイスランド人歌手ビョーク(Bjork)が2日の上海(Shanghai)公演中に「チベット」を連呼して叫んだ件で、中国当局がビョークに対する非難の声明を出した。
ビョークは、公演で歌った『Declare Independence(独立を宣言しよう)』という曲の最後の部分で「チベット、チベット」と叫んだという。この件について、レイキャビク(Reykjavik)の中国大使館は次のような声明を発表した。
「ビョークさんが上海で取った行動に、中国の人々は強い憤りを感じている。中国は多民族国家であり、チベットは古代から中国の不可分の一部だ。これが国際社会の認識とされており、チベットを独立国家として認めている国はひとつもない。チベットを中国から独立させようとするいかなる試みも、中国人と正義を重んじる世界中の人々から、必ず反対を受けるだろう」
(後略)
AFP「公演で「チベット独立」叫んだビョークに、中国政府が非難声明」
そんなに世界中の人の共感を得ることがないと自信があるのなら気にすることないのにねー。
そして本国でも7日に文化部が、この件を「アイスランドの女優ビョーク上海出演事件」とし次のような声明を発表しております。
記者は、先日3月2日にアイスランドの女優ビョークが上海でのコンサートのアンコールで、文化部の許可を受けていない曲「Declare Independence(独立宣言)」を歌った際、突然「Tibet、Tibet」と叫んだ事件について文化部スポークスマンに取材を行った。
このスポークスマンは、ビョークが上海のコンサートでの言動は、中国の広大な広州の強烈な不満をすでに引き起こしていると述べた。このことは国内外のメディアですでに広く報じられ、注目を集めている。
中国は一つの統一された多民族国家で、チベットも太古より中国の不可分の一部であり、これはアイスランドを含む国際社会の広範な共通認識で、如何なる国家もチベットを「独立国家」と承認していない。チベットを中国から独立させる如何なる企みも、必ずや全中国人民と世界中の正義感のある人たちの断固とした反対を受けるだろう。
このスポークスマンは、中国政府は積極的に国内外の文化交流活動を鼓舞し支持しており、大量の外国の素晴らしい文化産品とサービスを紹介してきたと指摘した。絶対多数の外国の芸術団、芸術家は中国で出演する際、我が国の「営業性演出管理条例」の関連規定を遵守できていた。しかし、一部が商業的出演を利用して政治的「出演」を行い、我が国の法律法規に違反し、中国人民の環状を傷つけ、1人の表現者としてあるべき職業道徳にも反した。このような芸人を、中国の観衆は歓迎しない。我々はさまざまなルート、方法を用いて今回の事件に対して強烈な不満を表明した。
このスポークスマンは最後に、アイスランドの女優ビョークの上海出演事件について、文化部は更に調査を進め事実確認を行った後、法律に基づいて処理し、今後外国から中国にやって来て出演する文芸団グループを更に厳しく検査し、類似事件が再び発生しないよう備えると述べた。
文化部「対冰島演員比約克上海演出事件 文化部表示在進一歩調査核実后将依法進行処理」
アイスランド中国大使館の声明は、この文化部の声明をトレースしただけのもののようですね。
しっかし、こんな国で本当にオリンピックやるのかよ。
現在、北京では全人代が行われているのですが、公安当局はこれを五輪前最後の大きなイベントとして五輪開催期間中の警戒態勢の予行演習と位置づけ警備に当っているようです。
そして、市内のタクシーには3つの通達が言い渡されているとか。
- 東西長安街(東単から西単までの区間)では停車してはいけない
- 東西長安街を走行する際は窓を開けてはいけない(今年の夏は公共バスは全て冷房車両で窓は全て完全に密封)
- 運転中に新疆、チベットの容貌の人物が大きな荷物を持っているのに遭遇した場合は、即座にGPSで警察に通しなければならない
3つ目は知りませんでしたが、1つ目は普段から行われていることなので、特に今回出された通達というより普段から行われていることなのでしょうね。全てのタクシーにGPSですか。GPSのないタクシーを排除と言った方が正確でしょうか。北京も変わりましたねー。
彫りの深い人、色黒の人、短髪で浮世離れしている人、腕に数珠を巻いている人などは注意した方がいいかもしれませんねー。たどり着いたらそこは警察だったなんてことにならないとも限りません。
- 明報「經天安門車輛禁開窗 防藏獨分子扱炸彈 截査可疑行李」
- 香港文匯報「西藏嚴密措施 防「藏獨」破壞京奧」
- 大公報「西藏無懼達ョ圖謀破壞京奧」
ウイグル独立分子や法輪功らの活動を警戒しているのですが、その中でも特にダライ・ラマ支持派らがで大挙して北京にやってくることを警戒し、「藏軍(チベット軍)」と彼らを呼んで徹底取締りを各級部署に通達を出しているようです。
そういや、中共が指名したパンチェン・ラマが最年少で人民代表に指名されるという噂があったのですが噂で終わったようです。
思想弾圧を進める一方でプロパガンダ浸透の強化、愛国記念館などは今年、来年と全てを無料開放することを全人代で温家宝が宣言しとりました。
(前略)
温家宝は、一層文化体制の改革政策措置を実行改善し、文化革新を推進し、文化建設を強化しなければならないと指摘した。マルクス主義の中国化の最新の成果を用いて人民を教育することを堅持し、中国の特色ある社会主義の樹立は社会全体の共同理念であり、民族精神を核心とする愛国主義を大いに発揚し時代精神を核心とする改革革新をもって、深く社会主義栄辱観教育を行う。和諧文化建設を推進し、公民道徳の建設プロジェクトを実施し、文明社会の風潮を育成する。特に青少年の思想道徳建設を更に強化する。深く文明創建活動を展開する。人民のためのサービス、社会主義のためのサービスの方向を堅持し、全面的に百花斉放、百家争鳴の方針を貫徹する。哲学社会科学を発展させる。新聞出版、テレビと映画、文学芸術を繁栄させる。優秀な精神文化作品の創作を鼓舞する。政府は更に力を入れて、社会全体の公共文化サービス体系を構築を加速する。郷、鎮の綜合文化施設の建設を加速する。全国の文化情報の共有、テレビ放映を村々まで行き渡らせ、農家の書斎や農村での映画上映プロジェクトを推進する。公益性のある博物館、記念館、全国の愛国主義教育模範基地は、今年と来年の2年間、社会に向けて全て無料開放する。
(後略)
新華網「温家宝説,要深化文化体制改革 推動文化大発展大繁栄」
まさに「一つの世界、一つの夢」です。
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル ・・・しつつもどこか虚しい断末魔のようにも聞こえなくもないです。末端にまで「教育」が行き届いていないことを自ら認めている・・・とも読めます。
「栄辱観」久しぶりに見ました。まだ生きていたのですね、このスローガン。「八栄八辱」でしたっけ?「トイレに行って手を洗わないのは辱、洗うのは誉」、「うんこの後にお尻を拭かないのは辱、拭くのは誉」とかでしたっけ?(違う
そういえば、チベットオリンピックの聖火が日本にやってくるのは来週の日曜日ですね。
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